こんにちは。
JEARAの松原です。
タイトルと全く関係ないのですが、
最近びっくりしたことをちょこっとシェアさせてください。
中国では、酢豚を「酢豚」と言わないらしいんです!
糖醋肉(タンツゥロウ)、古老肉(グーラオロウ)などと呼ばれているそうです。
昔中国に行ったときに、道理で通じなかったわけだと納得しました。
和製英語ならぬ和製中国語も結構たくさんありそうで面白そう・・・なんて思ってしまいました。
中国旅行の際、酢豚を注文したいなと思ったらぜひこちらの言葉をお使いくださいね。
さて、
今日は「運動会」をちょっと違う視点から見てみたいと思います。
運動会というと、つい「勝ち負け」や「順位」に目が向きがちですが、もともとの起源は学びの場でした。
19世紀のイギリスで始まり、日本では明治時代から学校教育に取り入れられてきた歴史があります。
そこには「体を動かすことを通して、心も育てていこう」という願いが込められていました。
ゴールに向かって走ること。
仲間と息を合わせて協力すること。
大勢の前で緊張しながらも踊り切ること。
どの競技も、子どもたちにとっては日常では得られない「挑戦」の連続ですね。
たとえば、徒競走やリレーでは、うまくいってもいかなくても、自分の力を出し切る経験を積みます。
玉入れや綱引きでは、チームで力を合わせる楽しさと難しさを知ります。
ダンスや演技では、人前に立つ勇気や表現する面白さを感じます。
こうした経験は、勉強ではなかなか身につけにくい「生きる力」を育ててくれます。
だからこそ、運動会は成績表には載らないけれど、とても大切な学びの場とも言えます。
では、保護者の私たちはどんな言葉をかけてあげればいいのでしょう?
たとえば、言いがちなこんな言葉を、こんなふうに少し言い換えてみることができます。
「一位取れるようにがんばれ!」
→ 「自分の力を出し切る挑戦だね!」
「失敗しないようにね」
→ 「今まで練習したことを一生懸命やってきてね」
「ダンスはちゃんと覚えたの?」
→ 「ダンスはどうやって覚えたの?」
結果だけでなく、その子がどんなふうに取り組んできたのか、また取り組もうとしているか、そのプロセスに目を向けて声をかけると、子どもは安心して本来の力を発揮しやすくなりますし、成長のきっかけとすることができます。
運動会は他の子と競う場に見えますが、本当の相手は「昨日までの自分」です。
昨年より大きな声で返事ができた。
難しいダンスを覚えられた。
友だちと力を合わせられた。
こんなふうに、その子なりの成長を見つけてあげられる恰好の機会です。
先日、わが子も少し緊張しながら運動会に向かいました。
「今日も新しいチャレンジだね」と送り出しましたが、競技を終えて戻ってきた表情は、少し誇らしげでした。
今年の運動会、あなたのお子さんにも「小さな成長」をたくさん見つけてあげてくださいね。