こんにちは。
日本アート振興会の松原です。
先日梨狩りに行ってまいりました。
背の低い木々に、梨がたわわに実っている様子、
何だかとてもかわいいんです。
自分で採った梨のおいしさはまた格別。
毎年行きたい家族イベントの1つになりそうです。
ところで、
最近読んだ本にはっとさせられる言葉があったので、
ご紹介させていただきます。
千代田区立麹町中学校、工藤勇一校長先生の本、
「子供が生きる力をつけるために親ができること」
からです。
麹町中学校は公立中学校でありながら、
宿題・定期テストの廃止、固定担任制の廃止など、
大改革を行って、大注目されている学校です。
そこに、「子供の問題は大人が勝手に作っている」
というお話がありました。
例えば、小1プロブレム。
小1プロブレムとは、
小学校に上がったばかりの1年生が授業中に歩き回ってしまったり、
授業を受けられない状態になることを指します。
ただ、よく考えれば、
今まで幼稚園、保育園で遊び中心の日々を過ごしてきた1年生にとって、
大人数で、椅子に座って、授業を聞くというのは、
それはそれは大きな変化のはずで、
それにすぐに適応できないからといって大きな問題ではないでしょう。
大人が「問題だ!」とレッテルを貼ってしまうと、
それによって、子供はもちろん先生にもプレッシャーがかかって、
多くの人が苦しむことになる、というお話でした。
こんな話を読みながら、
自分自身のことを自省しました。
自分の中で、こうあるべきだ!と思っていることや、
マスメディアなどで聞いた話や、
色々な子育て論などに影響されて、
「わが子の問題を勝手に作り上げてはいないか!?」
と。
「今の一時点でできていないことに注目しすぎて、
親子で苦しい状況を作り上げていないか。」
と。
子供は成長途中です。
成長の中の初期の初期の段階です。
うちの子は、これができない・・・。
うちの子は、あれができない・・・。
うちの子のこういうところは問題だ・・・。
などと、
「成長途中の子供に対して、大人が勝手に結論を出すことはやめよう。」
そんなことを考えました。
子供の成長は、目覚ましいです。
今までの成長も目覚ましかったし、
これからも目覚ましい成長を必ず遂げていきます。
そんな過去、現在、未来の
ダイナミックな変化のタイムラインの、
一通過点として、現在の子供を捉えていきませんか?
すると、
「前はこんなことできなかったのに、できるようになってる!」
とか、子供のいい変化に気づきやすくなると思います。
きっと子供に接するときの態度や姿勢も肯定的になって、
親子のコミュニケーションも良くなっていくと思います。
夏休みはずいぶん前に終わってしまいましたが、
読書感想文、書かせていただきました^^
もしよろしかったら、
ご自身の子育てに取り入れてみてください。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。