”言葉”の奥を想う


こんにちは。

一社)日本アート教育振興会の塚越です。

「なんだかイライラする」

「うまく言葉にできないけど、心がザワザワする」

 

そんなふうに、感情に振り回されているように感じるとき、ありませんか?

  

仕事や日常の中で、ふとしたひと言に引っかかったり、

なんとなくモヤモヤしているのに理由がわからないまま過ごしてしまう。

  

以前の私は、そうした感情を長いあいだそのままにして、

気づけば忘れたことにしているような毎日を過ごしていました  

  

でも、あるときふと気が付きます。

 「あれ?これ、前にも同じようなことでモヤモヤしたかも」

 「このイライラ、繰り返し感じているような気がする」

   

そんなとき、私はノートを開くようになりました。

  

とにかく今の気持ちを、そのまま書いてみる。

「なんか嫌だった」「むしゃくしゃする」「悲しい」

「理由はわからないけど苦しい」

とりとめがなくても、まとまりがなくても構わない、

ただ“今ここにある気持ち”を、そのまま紙に出すだけで、

不思議と心が落ち着いていくのを感じるようになりました。

 

あるとき「怒り」の感情を書いていたら、

その奥に「本当は悲しかった」という気持ちがあったことに気づいたことがあります。

   

イライラの原因は、“傷ついた自分を守るための怒り”だったんだ。

そう気づいた瞬間、少しだけ自分をいたわる気持ちが生まれました。   

 

どんな感情も、良い・悪いで判断するものではなく、

すべて心からのサインなのだと思います。

  

無理にコントロールしようとするよりも、

「今、どんな感情が在るのか」を知ってみる。

  

ノートに書くことは、そのためのとても簡単な方法のひとつです。

書くことで、自分の感情と“対立”するのではなく、

自分との“対話”が始まります。

   

私たちが目にする出来事は、ほんの一部。

  

その背景には、過去の体験、性格、環境、体調――

いろいろなものが複雑に重なって、

たまたま今、表に出ているだけなのかもしれません。

   

それは自分だけではなく、人も同じ。

そう気づいたとき、人とのコミュニケーションが色鮮やかになっていくように感じました。   

誰かの言葉に出会ったとき、

   

「この人はなぜこう言ったんだろう?」

「どんな経験が、この言葉を生んだのかな?」

   

そう考えると、自分から出てくる言葉も少し変わる気がします。

もし今、心がザワザワしていたり、落ち着かない日があるなら、

ノートを開いて、2〜3行だけでも書いてみてください。

「私はいま、何を感じてる?」と、そっと自分に問いかけてみてください。

   

思いもよらない“背景”が見えてくるかもしれません♪

 

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