こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の石川です。
4月も、もうすぐ終わり。
新しいことが始まった人も、そうでない人も、
なんとなく気持ちがザワザワした1か月だったかもしれません。
実は、春という季節には、
心や体を揺らす“しくみ”がちゃんとあります。
春は、冬のあいだに溜めこんだものを手放すために、
体も心も「デトックス」を始める季節。
東洋医学では、春は「肝(かん)」と関係する時期ともいわれ、
気の流れが乱れると、イライラや怒りの感情が出やすくなるとも。
つまり、ちょっとしたことでイライラしたり、
落ち込んだりするのは、とても自然なことなのです。
【「こんな自分じゃダメだ」と思わなくていい】
私自身、些細なミスや、
相手のちょっとした言葉に敏感になって、
必要以上に落ち込むことがありました。
「またイライラしてしまった」
「こんなことで心が揺れるなんて」
そんなふうに、思う日もありました。
でも今、思うのです。
イライラしたり、落ち込んだりするのは、
あなたが本気で生きている証拠だと。
ちゃんと向き合おうとしているからこそ、
心が反応しているだけなのだと。
【ことばの裏にある、思いやりや不器用さに目を向ける】
人との会話の中で、
ちょっとした返事にチクリと傷つくこともあります。
「うん、いいよ」
その軽い響きに、なんだか他人事のような距離を感じたり、
違和感やもやも
やを抱えたり。
でも、少し立ち止まってみたとき、
気づいたことがあります。
私が言葉に敏感なのは、
それだけ言葉を大切にしたいと思っているから。
そして、相手の言葉の奥にも、
不器用な思いや、伝えきれないやさしさが、
隠れているかもしれないということ。
【受け取り方を変えると、世界が少しやさしくなる】
もちろん、すべてを許したり、受け入れる必要はありません。
でも、「私がどう受け取るか」は選べます。
「きっとこの人なりに一生懸命だったんだろうな」
「私にとって心地いい言
葉の感覚、大事にしよう」
そんなふうに、
自分の心を守りながら、
世界を少しやさしく見ることもできるのです。
【おわりに:4月を越えたあなたへ】
春の揺れの中で、
自分なりに向き合ってきたあなたへ。
それは、小さな小さな「自信の芽」になって、
きっとこれからのあなたを支えてくれるはずです。
焦らず、あわてず。
自分の心をやさしく受け止めながら、
一歩ずつ、進んでいきましょう。
【心を育てる「非認知能力」って?】
ちなみに、今あなたが向き合ってきた
「自分の感情に気づく」「受け取り方を選び直す」
この小さな積み重ねこそ、
実は非認知能力
を育てる営みでもあります。
非認知能力とは、
テストで測れないけれど、人生を支える「見えない力」。
自分の感情を調整する力
他者と信頼関係を築く力
失敗しても立ち上がる力 など…
これらは、大人も子どもも一生育て続けていけるものです。
非認知能力を育てることは、子供たちの未来に起動を灯すこと。
その可能性を、これからも一緒に見つけていけたら嬉しいです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう♪