こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の三尾(みお)です。
JEARAで開催した「好奇心ベースの学習」セミナー
アメリカのソノマ州立大学 教授 ウェンディ博士に登壇していただきました。
本日は、その中でシェアされた驚きの研究データをご紹介します。
子供の「読むこと」に関する研究データです。
親御さんや教育者の方の中には、
子供に少しでも早い時期から学習をさせなければ他に遅れをとってしまう、、、、
と思っている方は多いのではないでしょうか?
3歳や4歳から読み書きをたくさんさせたり、勉強をさせたりすることも珍しくないかもしれません。
時代や風潮がそうなってるかもしれません。
ですが、
実は、
早期教育がその後も優秀にさせるわけでもない、、、
ということが研究で明らかにされています。
ウェンディ博士がシェアしてくれた子供の「読むこと」に関する研究データでは、
早く読むことを始めた子と、
遅く始めた子
が比較されており、
5歳から読むことを始めた子と、
それよりもっと遅く始めた子では、
驚くことに、、、
10歳以降からは、
あまり能力差がなくなります。
11歳、12歳になってくると、むしろ
遅く読み始めた子が追い抜いていたりします。
つまり、、、、
学習を少しでも早く始めなければと焦らなくても大丈夫、、、
ということなんです。
子供たちは、学校のお勉強は、後でも十分追いつける力を持っている、、、
ということなんです。
ですから、むしろ、小さいうちは特に、その子をよく観察し、その子の好奇心を大切にしてあげ、いろんなことを経験させてあげることに時間を使ってあげることのほうがよほど重要だということなんですね。
学業ばかりに小さいうちから時間を使ってしまうと、もったいない、、、ですよね。
もっと本人の興味のあること、好奇心の赴くことに、我々大人も一緒になって入っていく方が、子供にとっては大きな価値があるのではないでしょうか。
もちろん、学業的なことに本人が好奇心や興味を持ってるのでしたらそれはそれでいいと思います^^
いかがでしょうか?
日本の教育シーンでは、思い込みでやっていることって多いですよね。
僕自身も含めて。
今日のちょっとした研究データのシェアが、少しでもあなたの子育てや、子供教育にお役立ていただけましたら嬉しいです。
今日もお読みいただきありがとうございました。
三尾洋介