【美術館探訪 vol.1-1】緑深まる季節、どこに行く?

こんにちは。

一社)日本アート教育振興会の石川です。

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

春はとうに過ぎ、緑が濃くなってきました雨の気配とともに、

初夏の訪れを感じる今日このごろです

という私は

最近、同じ研究室にいた研究友達から

久しぶりに連絡がありました

 

 

私も、彼女もかなりマニアックな分野に

手を出してしまったので

 

研究室にいた時は二人で

「研究資料が少ない(笑)」と笑いあっていました!

 

ちなみに


私は、
ベルギーのアーティストについて、

彼女は、イギリスのキュレーターについて

 

研究していました。

 

  

そんな戦友と過去、

一緒に旅行に行ったのは、パリとウィーン。

 

どちらも研究と関係がありません笑。

  

<初夏の風と【美術探訪】へ>

 

そして友人からのお誘いは、美術探訪

 

美術館からアートギャラリーまで。

ハシゴするのがいつものスタイル。

 

美術館では最大4館巡ったことも!

その時は流石に魂が抜け落ちました(笑)

 

あなたは、初夏の風が心地よく吹く日、

どんなアートと出会ってみたいですか?

 

 

さあ、初夏の気配に誘われて、出かける準備をしましょう。

 

好きな服に着替え

図録が入る大きなバッグを片手に 

 

今日はどこに出かけましょうか?

  

 

2025年の展覧会も目を見張るものばかり!

   

 

◆活動をスタートするのに美術館に行くもよし!

 

◆新しい趣味として、アートの世界に飛び込むも吉!

 

◆全く興味のない分野の美術を楽しんでみるもよき!

 

 

「スタート」を後押ししてくれるしっとりと優しいこの季節。

ぜひみなさんの【旅先】を教えて下さい♪

 

 

ちなみに私の旅先は、一年前の…… 

 

 

<私の旅先は【1年前の台湾】>

 

 

1年前の今日(3月25日に執筆しています)、

私は台湾にいました!

 

ということで、一年前の台湾にトリップです!

 

 

実はこの時が、

初の海外一人旅です!

 

 

その目的は一つ。

 

「台北雙年展 小世界

”台北ビエンナーレ 小世界(Small World)”」です!

 

会期終了の滑り込みで、

見に行けました!

 

 

展覧会概要や開催目的については

調べると色々出てくるので、あえて書きません。

 

私の記憶にある「台北雙年展 小世界」について

みなさんとシェアしたいと思います。

 

 

<作品を想像してみて下さい>

 

撮影した写真を見ながら思い出すなか、

異様に執着して撮影をしている作品がありました。

 

 

美術作品の写真を撮る際、

多くの場合、人作品について1〜2枚撮る私ですが、

 

その作品の写真数は8枚。 

 

作品は立体作品で、

一見「フラット(集合住宅)」。

 

横幅は、380cm

高さは、180cm

奥行きは、25cm。

 

側面には無数の小さな窓が規則的にびっしり

  

各窓から煌々と光が漏れ出しています。

 

 

少し、部屋の中を覗いてみましょう。

 

人の気配はありません。 

部屋の広さは、人一人が入ることができるほど狭いです。

(ここで生活はできそうにありません) 

 

============

【ある部屋:1】

ある部屋には、

ドローイング調の大作が壁にかけられ、

そのすぐ近くには彫像が置かれています。

 

 

【ある部屋:2】

またある部屋には、

史上最高額の落札額を記録する

レオナルド・ダ・ヴィンチの《サルバトール・ムンディ》が。

 

 

【ある部屋:3】

さらに違う部屋には、

多数の家族写真と思われる写真が

壁いっぱいに飾られています。

 

(不思議なことに、この家族写真はすべて「別の家族」です)

 

 

【ある部屋:4】

この部屋には壁いっぱいに時計が飾られています。

どうやらすべて、同じ時間を指しているので、

世界時計ではないようです。

 

 

【ある部屋:5】

またある部屋には、大きな鳥籠が部屋を占拠。

 

 

【ある部屋:6】

またある部屋には、あふれんばかりの本。

  

 

【ある部屋:7】

そして、またある部屋には、

黒い花瓶に刺された黒い花々が部屋の中心に。

============

 

 

同じ壁紙、

同じような部屋の広さ、

 

それでも一つとして同じような部屋はない

 

 

そして特筆すべきは『窓』

 

どういうわけかすべてに「格子」がついています。

 

  

建物の外観は【黒】

窓枠も、格子も【黒】

 

色彩はすべて光の溢れる部屋の中。

 

 

みなさんの頭の中には、

どのような作品が頭に浮かんだでしょうか?

 

そして、その思い描いた作品から

どんな印象を受けましたか?

 

~~~~~~~~~~~~

 

きっとこれを読んだあなたは

文字から想起される<作品>を前に

 

・実際はどんな作品なんだろう。

・この想像であっているかわからない!

・だから、自分の解釈に想いを巡らせることができない! 

そのように感じる方もいるかもしれませんね。

 

それでいいんです。

違っていたとしても問題ないんです。

 

 

ぜひあなたが頭に描いた、脳裏に溢れたイメージを

じっくり、じっくり鑑賞してみて下さい。

 

どんな感情が湧きましたか?

 

どの点に「明確さ」を感じ、

その点に「曖昧さ」を感じましたか?

 

それは、あなたの視点でしか見つけられない、

「気になった場所/気になるポイント」です。

  

 

私にはきっと見つけられなかった、

あなたの「気づき」をよかったら
共有してくれましたら嬉しいです♪

 

 

そして、

こんな鑑賞による解釈の違いを引き出し、

共に深めていく対話型鑑賞『アートマインドコーチング』の

無料体験会のご参加を募集しています!

 

よろしければ、遊びに来て下さい♪

 

>>【詳しくはこちら】

 

 

そして、今日ご紹介した作品については、

また次の記事で。

 

私がこの作品から【みたもの】も

共有させて下さい! 

 

 

 

では、また次の記事でお会いしましょう♪

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