こんにちは。
日本アート教育振興会 浅野です。
台風が来たり、本格的に夏が迫ってくる今日この頃、
いかがお過ごしでしょうか。
私は仕事柄、家にいることが多く
節電しようとエアコンは使わないようにと思っているのですが
暑くて暑くて。
美術館とかで涼みながら作品鑑賞したいですね;;
そういえば最近、ルーブル美術館のTシャツをユニクロで買って
嬉しくなっておりました。
(近年ユニクロはアート関係のTシャツが多くて楽しいですね)
ところで、ルーブル美術館と言えば、、、
あなたはどの作品をパッと思い描きますか??
サモトラケのニケ?
ミロのヴィーナス?
ルーブル美術館は有名な作品がたくさんありますね。
今回は、その中でも知らない人はいないくらい有名な
「モナ・リザ」についてお話していきたいなと思います!
◆モナ・リザって どんな絵画?◆
モナ・リザ…
1503年、盛期ルネサンス期に
レオナルド・ダ・ヴィンチにより描かれました。
世界でもっとも有名な絵画作品と言われており、
描かれている女性が浮かべている、
捉えどころのない微笑みが高く評価されている作品ですね。
口元と目に表現された微妙な陰影が
この女性の謎めいた雰囲気をもたらしています。
この作品について、
「有名な絵画だよね~」
「ダ・ヴィンチの作品だよね~」
と漠然と思っている人も多いかと思います。
今回はモナリザに使われている《技法》を2つ紹介します!
今後、誰かとモナ・リザについてお話するときにきっと役に立ちますよ〜!
★技法Ⅰ ~スフマート~
スフマートとは、色彩の透明な層を上塗りする絵画の技法です。
特に、色彩の移り変わりが認識できないくらいに僅かに色を混色させています。
ざっくりと言うと、背景と人物の間の輪郭線をぼかして描く ということです!
これにより、背景と人物のかかわりが、より自然な形で表現されています。
イタリア語の「スフマート」は、「くすんだ」という付帯的な意味もある
「薄れる」という意味合いの言葉です。
★技法Ⅱ ~空気遠近法~
まずはモナリザの背景を思い浮かべてください。
空気遠近法とは、大気が持つ性質を利用した空間表現法です。
例えば、外の風景を眺めてみると、遠くに向かうほど対象物は青みがかかって見え、
それと同時に輪郭線が曖昧になって、かすんで見えてきませんか?
あなたも今までの経験で体感しているかと思います。
こういった性質を利用して、空気遠近法では
遠景にあるものほど形をぼかして描いたり、色彩をより大気の色に近づけるなど行い
空間の奥行きを表現しています!
この有名な絵画には、このような技法が使われていたんですね!
これであなたもモナ・リザ通?
‥‥
いかがでしょうか?
ただ漠然と知っているだけではなく、少しでも時間をかけて
観察し、知識を得ることで、
何だかワクワクしてきませんか?
輪郭、、眼の働きってどうなっているの?
現実の大気現象も面白い!
など、絵画の枠を超えていろいろな方向に興味が向いてきそうですね。
今回はモナ・リザの紹介でしたが、
ぜひぜひ、いろんな絵画や作品に触れて、疑問や想いを駆け巡らせてみてくださいね!
絵画と言えば‥‥
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それでは、今回はここまで!
また次回、お会いしましょう^^