こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の三尾(みお)です。
学校の成績と、
仕事での成功・・・
この関係について、きっとあなたも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
今朝、
ビジュアル・シンカーの脳
〜「絵」で考える人々の世界〜
という著書を読んでいたのですが、この著書にこんな調査結果が載っていました。
ボストン・カレッジ教授のカレン・アーノルドさんが、
高校生で卒業生総代になった優等生81人を、卒業後14年にわたって追跡調査したそうです。
「高校時代の優秀な成績で、
人生の成功を予測できるかどうか」
を調べました。
その結果、
高校時代の優秀な成績は、
確かに大学での優秀な成績に関連していたが、
大学を出たあとは曖昧になり、
「学校の成績は、せいぜい仕事での優れた業績を間接的に予測する程度」
だったそうです。
卒業生総代の四分の一は、
一流の専門職に就き、
四分の三は
「堅実だが、それほど際立った将来は期待できない仕事」
をしていたそうです。
この著書の著者、コロラド州立大学動物科学教授、動物学博士のテンプル・グランディンさんは、上記の調査結果を紹介しながら、
「仕事の成功に関連しているのは、テストでは測定できないいくつもの資質で、その中には、苦境から立ち直る力、創造力、チームワーク能力、優れたコミュニケーション力、職業倫理などがある。」
とコメントを添えています。
このJEARA通信をお読みくださっている方々は、お子さんを育てていらしゃる親御さん、教育者の方々が多くいらっしゃるかと思います。
きっとお子さんの成績や将来のことで悩むことも多いかと思いますが、
この調査結果を見ると、
「学校の成績だけで仕事の成功が決まるわけではない」
ことがわかります。
そして学校の成績というのは、
数あるモノサシのうちの「限られたモノサシ」で測ったらそうなった、
ということでしかないことも想像できるかと思います。
つまり
「どの子も活躍できる可能性に満ちている」
ということを感じられるのではないでしょうか。
周りの優秀な子(優秀に見えてしまう子)に意識が行き過ぎ、自分の子を同じようにしなければ、、、
と思ってしまうことも、あまり意味がない気もしますし、
「クラスの生徒は、みんなそれぞれに違っていい」
ということもその通りだなと思わされます。
子供それぞれを尊重し、それぞれにあった育て方ができたら最高ですよね。
なにも、これは子供教育や、子育てだけのことではないと思います。
会社のスタッフ育成であっても、自分自身に対してであっても同じだと思います。
活躍する可能性があると信じてあげることはとても大切な「生き方」であるように思います。
客観的なデータをシェアしたいと思いながらこの記事を書いていましたが、いつものように最終的には完全に僕の主観オンパレードになってしまいました。
すみません。。。笑
また、何か興味深いデータなどありましたら、あなたにもシェアしますね。^^
それでは今日も良い一日をお過ごしください。
Ps.
今、非認知能力のコーチを養成する講座を期間限定で開催しています。
無料体験クラスをやっていますので、ご興味をお持ちいただけるようでしたらぜひご参加ください。^^
今日もお読みいただきありがとうございました。
三尾洋介