人間を商品化する教育

こんにちは。

一社)日本アート教育振興会の三尾(みお)です。

いきなり強烈なタイトルですが、

「人間を商品化する教育」という表現が、

うまいことおっしゃるなと思ったものでシェアさせていただきました。

これは、東京画廊代表の山本豊津さんがご著書に書かれていた言葉なんですね。

まさに、今の日本の教育を鮮やかに一言で表現されています。

 

ご著書の一節はこんな感じです。

 

——————-

「食べていけること」と「好奇心」を

どう両立させるかを教育は考えないといけないのですが、

現在の教育が進める知識偏重の生き方というのは、

人間を商品化しているような気がしてしょうがないんです。

 

本来なら、子どもを商品化するのではなく、

商品化を子どもが選ぶように育てないといけない。

 

(中略)

 

知識を覚えることではなくて、

 

「価値をつくる」方向に

教育をもっていかないと、

AIがシンギュラリティ

(人類の知能を越える転換点)

に達したときに

人間の価値がどうなるのか心配です。

教養としてのお金とアート

誰でもわかる「新たな価値のつくり方」

山本豊津 田中靖浩 著 291~292ページより抜粋・引用

——————-

 

本当に共感します。

「好奇心を発動させ、子供が商品化を選ぶ」

そんな状態というのは、とても主体的ですよね。

お〜、これ面白い!
えっ!何これ!もっと知りたい!

そんな状態でしょう。

みんなやってんだから、
あんたもやらないとやばいよ。

こうしなきゃ、
こんなふうになってしまうよ、、、

という周りからやらされる状態よりも、

はるかに子供たちは人生が楽しいでしょうし、秘めた高い能力も発揮されやすくなるのではないでしょうか。

 

 

子供を商品化するのではなく、
商品化を子供が選ぶように育てる・・・

 

さすが山本豊津さん、見事な表現ですよね。

もっというと、子供たちは商品なのではなく、唯一無二の「人生という作品」を日々作り出していっているアーティストといってもいいんじゃないでしょうか。

この世の中を探求し、不思議だなと思いながらそこから得た発見、フィーリングを、いろんな形で表現をしていっているアーティストなのではないかと。

もちろん、子供だけでなく、我々大人の人生も、みなさん、唯一無二の人生を生きています。

唯一無二の人生という作品をまさに命懸けで作っていっています。

大人であっても、子供であっても、お互いに尊重し合いなが
ら日々を面白く生きたいですね。

「あっ!」
「ほ〜っ!」
「なるほど!」
「あ、これやってみよっと!」


という体験をたくさん増やしたいですよね。

これってまさに創造性ってやつじゃないですか^^?

ということは、
つまり、

何かを創造するためには、
主体性が必要だってことですよね。

さて、、、

あなたは子供たちにどんなふうに接していきますか?

あなたはどんな1日を作り出していきますか?

今日もまだ少し残っています。
ぜひ有意義な時間をお過ごしください。

今日もお読みいただきありがとうございました。

三尾洋介

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