なぜ一流の写真家は、アートを学ぶのか?

こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の三尾です。

なぜ一流の写真家は、アートを学ぶのか?

今日は写真家についてのお話です。

11月に新たな写真講座がスタートします。


写真の芸術性がアップする
アートマインドフォト

https://jeara-edu.com/amplead?utm_source=jearaofficial&utm_medium=staffblog


という講座なのですが、

一流の写真家の経歴を調べていたところ、面白い共通点を見つけました。

その僕が調べた一流と呼ばれる写真家の方々の共通点とは、

みなさん、

「アートをどこかのタイミングでしっかりと学んでいる」

ということなんです。

例をあげますと、、、


■杉本博司さん

写真家の杉本博司さんは、草間彌生さんや村上隆さんと並ぶ世界的な作家のお一人ですが、古美術商を営んでいたことがあります。
学んだどころか、仕事にしていたのですから、完全に美術のプロです。

■蜷川実花さん

蜷川実花さんは、“ 写真界の芥川賞 ”と名高い“ 木村伊兵衛写真賞 ”を受賞したほどの女性写真家ですが、出身は多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科です。
写真撮影をしながらグラフィックデザインを学んでいました。

■アンリ・カルティエ=ブレッソンさん

アンリ・カルティエ=ブレッソンさんは、「決定的瞬間」という作品が有名すぎるほど有名な、世界的な写真界の巨匠ですが、
彼もキュビズムの彫刻家に師事し、画家を目指していた時期があるほどです。

■ティム・ウォーカーさん

ティム・ウォーカーさんは、マルベリー、エルメス、ヴァレンティノなど数々のブランド広告や、Vogueでの活躍が有名ですが、
世界中のフォトグラファーの中でも、もっとも影響力のある一人と言われる彼でも、エクスターアートカレッジでアートとフォトグラフィーを学んでいます。


なにかしらアートを学んだり、アートの世界にどっぷりとつかっている期間があるんですね。
すべての方ではないかもしれませんが、少なくとも上記の一流の方々はそうですよね。

そこから考えると、他の抜きに出ている写真家の方々もアートを学んでいることは想像に難しくないのではないでしょうか。
もしもあなたがお好きな写真家の方がいらっしゃったら一度調べてみるといいかもしれません^^

で、、、僕は、これに気づいたとき、「え〜っ!」という驚きと、「やっぱり!」という感覚で、興奮しました。

なぜなら、僕は実は、写真家としての視点からアートの能力が必要だとおもって調べはじめたのではなく、

競争の世界では本質的に差異化ができなければ高い利益がだせない、というビジネス的なセオリーから、
どんな表現者であっても競争原理が働く業界では同じことがいえるのではないのか、、、という仮説をたてて調べていたので、

通底する原理原則はやはり近いのかと思い知らされたからなです。

では、なぜ写真家が写真のスキルだけを学ぶだけでは、抜きに出ることができないのでしょうか?

これもビジネス的な観点からみると、シンプルにわかります。

それは、

「みんなが、他者よりも、より上手く、より良いものを」

という発想でスキルアップをめざすため、似たりよったりの作品やアウトプットになってしまうから、、、なのだと思います。
みんながそこを目指します。

どの写真のスクールに通っても、いまは素晴らしいスクールばかりなので、ある程度の期間通えば、ある程度のスキルはみんな付きます。

だから、写真を学べば学ほど、実はどんどん学んだ人同士、アウトプットが近づいていってしまうというジレンマがあるんだと思うんです。
だから、極論的にあえてざっくりといえば、「みんなあまりかわらなくなってしまう。。。」ということなんです。

「さらにスキルを伸ばして他者よりもよりすごい写真をとろう!」とおもっても、引いた視点でみれば50歩、100歩。
あなただけだったらいいのですが、他のみんなも同じように考え、同じようにスキルアップしていきますから。

そうすると、お互いにさらに近づいていきますよね。
すると、競争はさらに激化します。

ちなみに、競争戦略の大家 マイケル・ポーター教授の概念をおかりすると、この状態は「一位を目指す戦略」をとっているということなんです。
一位を目指す戦略は、いずれ淘汰されてしまう。。。利益の取り合いになって活動すらできなくなってしまうわけです。(これは僕の解釈ですが多分あってます^^笑)

じゃ、どうすればいいのかといえば、「唯一無二のユニークな存在を目指す」ということです。

じゃ、そのために写真家や表現者は何をするといいのかというと、、、

写真や絵画作品を含めた「芸術性の高いアート作品」に触れる機会を増やし、それについて思いを巡らせたり、対話したりすることで、自分の中にある美意識や感性、センスを磨き育てていくことがとても効果的だとおもうんですね。

つまり、アートを学ぶ、、、ということです。

そしてそれが徐々に磨かれ、育ってくると、自分の人生や価値観、メッセージ、問いなどの表現方法を、独創的な表現で思いつくことが増え、自然と自分のもつ写真のテクニックやスキルと組み合わせされ、、、自分だけの唯一無二の作品を生み出せるようになっていくのではないかと思うんですね。しかも、見る人の心を揺さぶるような作品を。

だから、写真を学ぶ方は、写真のテクニックを学ぶこともとても大切で良いことだと思いますが、さらにその先の芸術性を磨く学びをしていくことで「よりあなたらしさのある作品」を作っていけるのではないかと思うんです。

ぜひ、写真のスキルを学ぶことと同時に並行して、芸術についても触れる機会を増やしてみてください。
きっと、いままでとは違った気づきや、表現してみたいことが新たに出てくることと思います。

今日のお話が、あなたの今後の成長の後おしになりましたら嬉しいです。

写真の芸術性がUPする!
アートマインドフォト

写真業界は、群雄割拠。
そして、スマホの機能が素晴らしくなり、ボタン一つで素敵な写真が撮れる方も出てきているこの現代。

では、写真を学ぶ私たちが今学ぶべきことはなんでしょうか?

そのヒントを下記の詳細ページで得られることと思います。
よろしければどうぞご覧ください。
詳細はこちら

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