「私の話」と自分を主語にしてみよう

こんにちは!
一社)日本アート教育振興会の織田です。

織田実可子

今日は、「自分事として考える」という、わかっていても難しいテーマについてお話ししたいと思います。

近年、学校でも職場でも「主体性が大事だ」と盛んに言われるようになりました。

けれど、「自分の立場で考えてみよう」「主体的に動こう」といくら言葉で唱えても、実際にはなかなか難しい……と感じることはありませんか?

私自身、大きな社会の動きや、自分から少し離れた話題に触れるとき、どこかで「自分一人が考えたところで…」と、思考を止めてしまう瞬間がありました。

そんな私の背中を押してくれたドラマがあります。
今期イチオシのドラマ『銀河の一票』です。


◆ 「政治の話」ではない、「私たち」の話

ドラマの主人公は、政界で実の父(幹事長)の秘書として働いていましたが、突如としてその父から切り捨てられてしまいます。

彼女は、失意のなかたまたま立ち寄ったスナックで、客の一人に問いかけます。

「(政治家の仕事は)本当に貢献できているんでしょうか、皆さんの幸福に。何か困っていることはないですか?」

お客さんからは各々の困りごと等が寄せられますが、最後に返ってきたのは、なんだかわかるような、でも悲しい一言。

「政治の話はよくわかんないかな。手が届かないっていうか……」

その時、彼女はこう言い切ったのです。

「『政治の話』じゃないです。『私たち』の話です。」

この言葉に、私はハッとしました。

「政治」や「社会」という大きくて抽象的な言葉で語ると、それは急に自分とは無関係な「遠い世界の出来事」に見えてしまいます。

けれど、それを「私たちの生活」「私の家族」「私の友人」という具体的な解釈へ引き寄せて考えることができるのに、それを先送りしていまっていたんだなと思いました。


主体性は「具体化」から始まる

大きな概念を、自分の目線、自分の手触り感のあるところまで「具体化」していく。

これこそが、人の「主体性」が動き出す第一歩だと思いました。

「社会がどうあるべきか」は難しくても、「私の大切な人が笑っていられるために、何が必要か」なら考えられる。

そうやって具体的な実感を持つことで、初めて「自分が何から始めればいいのか」という、ネクストアクションが見えてきます。

ドラマ1話の後半、主人公は「政治のことはよくわからない」と言った相手に向かって、さらに驚くべき一言を放ちます。

「都知事になりませんか。あなたなんです。」

あまりに極端な「自分事化」の提案に、言われた本人はポカンとしていましたが、これこそが、一人の人間が「やらされている人生」から「自ら選び取る人生」へとシフトする、強烈なスタート地点なのだと感じました。


◆ 思考を「自分」に取り戻す機会

私たちは、日々の忙しさや溢れる情報の波の中で、いつの間にか「誰かが決めた正解」をなぞることに慣れてしまっています。

誰かの言葉をそのまま受け取るのではなく、

「自分にとって、それはどういう意味があるのか?」
「自分の大切な人にとって、どう関係するのか?」

と、自分の目線で世界を捉え直すこと。

「具体と抽象」を往復し、バラバラな出来事を「自分事」に編み直していく時間をゆっくり取っていくことが、とても大切だと思いました。


あなたへ聞きたいこと

最近ニュースや仕事で聞いた「大きな話」を、あえて「自分や家族の日常」に当てはめてみるとしたら、どんなことが思い浮かびますか?

それは、あなたの大切な一日に、どんな影響を与えそうですか?

ほんの小さな気づきで構いません。
あなたの目線で切り取った言葉を、ぜひ感想フォームから聴かせてくださいね。

ご感想、ご質問はこちらから


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本日も最後までお読みいただきありがとうございました!

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