非言語コミュニケーションの力

こんにちは。
日本アート教育振興会の松原です。

先日、神宮外苑周辺に行く機会がありましたが、
東京体育館では全日本チアダンス選手権、
国立競技場ではサッカー試合、
神宮球場では明治神宮野球大会と、
近隣でビッグイベントが3つも同時開催されていて、
改めてスポーツの秋だなあと感じました。

イベント盛りだくさんの季節、紅葉も美しくなってきていますし、
本格的に寒くなる前に、気持ちのいい外出を楽しんでおきたいものですね。

前置きはこの辺にしまして・・・

今日は、非言語コミュニケーションについてお話したいと思います。

非言語コミュニケーションとは、言葉によらないコミュニケーションのことで、
具体的には、ジェスチャーや顔の表情、言葉の音声の高低や強弱、などなどを指します。

おそらく英語から翻訳された言葉だと思うのですが、
元の英語は、Non-verbal communication (ノンバーバルコミュニケーション)です。

例えば、習い事をサボってしまった子に対して言う

という言葉。

言い方によって、全く違うメッセージが子供に伝わります。

やさしい言い方で、子供の思いを知りたい気持ちで言うと、


といった、子供の気持ちに寄り添うメッセージが伝わります。

一方、強い語気で言うと、伝わるメッセージは、


といった、子供の非を指摘するメッセージが伝わります。

同じ言葉なのに、言い方一つで生み出す、この別のエネルギーに驚きませんか?

LINEやSNSなどでやりとりされるメッセージで、誤解や争いが生まれやすいのは、非言語コミュニケーションの要素が伝わりにくいことに所以があるのかもしれません。

話を元に戻しまして・・・、

先ほどの会話の先の展開を考えてみると、
前者の方は、子供が自分の気持ちや考えを表す余地があります。
それゆえ、子供の状況がわかった上で、よりよい解決策を考えていくことも可能になります。
解決のために子供が主体的に行動するということもできるかもしれません。

しかし、後者の方は、子供は一方的に責められている感覚なので、自己表現する余地がありません。
ここで「だって〇〇なんだもん・・・」と言ったところで、ピシャっと叱られてしまうでしょう。
または反抗して、親子げんかになってしまう場合もあるでしょう。

子供にとって、自分のことを受け止めてもらっている、分かってもらっているという安心感は、次なる成長のステップに上がるための、最強のサポーターです。

今日は非言語コミュニケーションの持つ力についてお話させていただきました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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