こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の松原です。

子どもには、「失敗をおそれずに挑戦してほしい。」
そう願う大人は多いのではないでしょうか。
実際、どんどん挑戦していく子どもは、できることが少しずつ増えていきます。
失敗したとしても、そこから学びを得て、また次の挑戦へと向かっていきます。その積み重ねの中で、子どもはめざましく成長していきます。
でも、現実にはなかなかそう簡単にはいかないこともありますね。
「やってみたら?」
「失敗しても大丈夫だよ」
「挑戦してみようよ」
そう声をかけても、なかなか動き出さない・・・
そんなとき、子どもに挑戦をすすめること以上に、大人自身が挑戦する姿を見せることが効果的かもしれません。
以前、JEARAで好奇心についての講義をしてくださった、ウェンディ・オストロフ博士が、こんなお話をされていました。
親御さんからよく、
「子どもが読書に興味を持つには、どうすればいいですか?」
と聞かれます。
そのとき、私はいつもこう答えます。
「あなたが読む姿を見せることです。」
子どもにとって大切なのは、
「自分が所属するコミュニティでは、本を読むんだな」
と感じること。
なぜなら、人には根底に「コミュニティに属したい」「その一員でありたい」という欲求があるからです。
これは、読書だけでなく、「挑戦」にも同じことが言えそうです。
大人が挑戦する姿を見ることで、子どもは、
「自分が所属するこのコミュニティでは、挑戦するんだな」
「うまくいかなくても、まずやってみるんだな」
と感じていきます。
そして、そのコミュニティの一員であろうとして、子ども自身も少しずつ挑戦に向かっていくかもしれません。
私自身も、こんな経験があります。
以前、どうすればわが子を学習に自然に向かわせることができるだろうか、と考えたことがありました。
「やりなさい」
「そろそろやったら~?」
色々声をかけても、あの手この手を使っても、なかなか自分から取り組むようにはなりませんでした。
そんな中、書店で、たまたま『なぞり書き・音読 百人一首』という本を見つけました。
私は以前から百人一首に興味があったのと、字を練習したいとも思っていたので、おもしろそうと思い、やり始めてみました。
すると、驚いたことに、娘もやり始めたのです。
私が百人一首のなぞり書きを練習し始めると、娘も、
「私もドリルやってこようっと」
というような感じで、自分から漢字ドリルに取り組むようになりました。
それまで、こちらがどれだけ言ってもなかなか動かなかったのに、私が楽しそうに取り組み始めたことで、自然と娘の行動も変わっていったのです。
子どもって本当に大人の姿をよく見ていますよね。
「挑戦しなさい」と言われるよりも、
大人が何かに興味を持ち、
少し緊張しながらもやってみて、
うまくいかないこともありながら、
それでも楽しそうに続けている。
そんな姿を見ることが、子どもにとっては最も説得力のあるメッセージなのかもしれません。
子どもの挑戦する心を育てたいと思ったら、まずは大人が挑戦する姿を見せることから始めてみるということですね。
大きな挑戦でなくて大丈夫です。
新しい本を読んでみる。
行ったことのない場所に行ってみる。
苦手だったことをちょっとやってみる。
学びたいと思っていたことを始めてみる。
そんな小さな「プチ挑戦」でいいのだと思います。
子どもは、その姿から、
「挑戦って怖いことではないんだ」
「大人も失敗しながら学んでるんだ」
と感じていくのではないでしょうか。
あなたの小さな挑戦が、きっとお子さんの挑戦する心にもつながっていきます。
あなたのプチ挑戦、心から応援しています。
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最後までお読みいただきありがとうございました!