こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の松原です。

あまり親しくない人と、二人で会話をすることになったとき、
気まずい沈黙が訪れることがあります。
「何を話そう……」
とりあえず天気の話でも始めてみたり。
でも、天気の話って、
すぐ尽きてしまいますね・・・笑
そんなときに力を発揮するのが、
相手に好奇心をもつことです。
「何を話そう」と焦るのではなく、
目の前の相手に意識を向けてみて、
どんな人なのかな。
どんな経緯があって、今ここにいるのかな。
関心をもっていることは何だろう。
などと、 相手に純粋な好奇心をもつと、 会話の入り口が見えてくることがあります。
Institute of Curiosityを設立し、
バンクーバーとロサンゼルスで 活動中の
キャシー・タバナー氏と
カーステン・スィギンズ氏は、
著書『好奇心のパワー』の中で、
好奇心のスキルとして、
次の3つを紹介しています。
① 今ここに集中し、相手に焦点を合わせる
② 聴き方を選択する
③ 相手への好奇心を示すオープンな質問をする
(出典:キャシー・タバナー、カーステン・スィギンズ著、吉田新一朗訳『好奇心のパワー』新評論、p.34)
つまり、
相手にフォーカスすること。
限られた情報から、相手の背景などを想像してみること。
そして、相手が安心して話せるように聴くことです。
そのうえで、
「はい」「いいえ」で終わらない質問をしてみること。
たとえば、初対面に近い相手なら、
「今日はどちらからいらしたんですか?」
「ここには、どんなご縁でいらしたんですか?」
こんなふうに、
今いる場所や、 共有している状況から質問すると、
相手も答えやすくなりますね。
とはいえ、
「質問して、不快に思われないかな」
「詮索に聞こえないかな」
と心配になるかもしれません。
でも、
カーステン・スィギンズ氏によると、
誰もが、基本的には
自分を理解してほしいと思っている
のだそうです。
だから大切なのは、
うまい質問をすること以上に、
共感的に理解しようとする好奇心です。
相手を決めつけずに聴いて、
相手の世界を、少し想像してみて、
もう少し知りたいと思ってみる。
その姿勢があると、
質問は詮索ではなく、
あたたかい関心として伝わります。
好奇心というと、
学びや探究のためと思われがちですが、
実は、 人との関係を良く 温かいものにするためにも、
とても役立つ力です。
コミュニケーション上手は、
話題をたくさん持っている人ではなく、
相手に好奇心を持てる人なのかもしれません。
今日は、大人の日常における
好奇心のスキルについて
お話しさせていただきました。
日常生活を楽しく送るための、
ちょっとしたスキルとして、
頭の片隅に置いていただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。