物語音痴に起きた、小さな「脳の革命」

こんにちは!

一社)日本アート教育振興会の織田です。


突然ですが、あなたは「物語」を読むのが得意ですか?

あるいは、1枚の絵を前にしたとき、そこから動き出すようなストーリーを自由に想像することができますか?

実は、私はこれが苦手でした。

思えば高校時代の受験勉強からそうで、 現代文の試験では、評論文は得意なのに、登場人物の心情を追う物語文になると途端に点数が下がる。

大学で哲学を専攻してからはその傾向がさらに強まり、いつの間にか「物語」を想像することを、自分には難しいと決めつけていたのかもしれません。 


◆ 今のままでは、出会えない感情

この「論理のクセ」は、JEARAに入社して初めて対話型鑑賞を体験した時にも現れました。


目の前の絵を観ても、注目するのは構図や人物関係といった「事実」が中心。

描かれているものが何であるかを考えることはあっても、そこからストーリーを連想するとか、人物の心情をイメージするという発想が、そもそも私の中にはあまりありませんでした。

一方で、同じ1枚の絵からびっくりするような時間や空間の広がりを魔法のように描き出す人もいます。

その自由な解釈を聴いて「どうしてそんな風に考えられるんだろう?」と、驚いてばかりでした。


◆ 1枚の絵から「長ストーリー」が生まれるまで

そんな「物語音痴」な私ですが、最近ある変化を感じています。 

今までの自分だったら思い浮かばなかったようなストーリーが、1枚の絵からふっと浮かんでくることがあるのです。

入社してからたくさん対話型鑑賞の練習をした成果あってか、論理に寄っていた私自身が、描かれていない背景や、登場人物のその後の行動を想像できるようになってきました。

なんだか新しい自分に出会ったような感覚にもなって嬉しいばかりです。

この変化はなかなか数値化できないため、グラフにしてお見せすることはできません。

でも、この内側から湧き上がる「実感」こそが、何物にも代えがたい真実で、アートマインドコーチングの力だなと思っています。


◆ 変化の正体は「継続」にある

最初は「事実」しか観えていなかった私。

それがいつの間にか、描かれていない背景や、未来の物語までを感じ取れるようになっていた。

こういった変化は、私だけにたまたま起こったことではありません。

鑑賞者として、あるいはコーチとして、継続的にアートに触れ、他者の視点に浸り続ける。

そうすることで、私たちの脳は「今まで使っていなかったエンジン」を少しずつ、動かし始めるのだと思います。

あなたも、この「変化の連鎖」を自分の手で広げていく側になってみませんか?


◆ あなたに聴きたいこと

絵画や映像作品を観るときに、
あなたが「まっさきに注目するポイント」やあなたに「あるあるな観方」はありますか?

自分がどんな風に作品をとらえるのか、それを自覚する瞬間もまたとても面白いものです。

思い浮かんだことがあったら、ぜひ感想フォームで聴かせてくださいね!


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