こんにちは!
一社)日本アート教育振興会の織田です。

先日、3連休を利用して三重県へ旅行に行ってきました。
良い体験がたくさんあったのですが、
旅行の最終日に訪れた場所で、深く
心に残った出来事がありました。
場所は松阪市にある「御城番屋敷」。
江戸時代末期、紀州藩士とその家族が
身を寄せた長屋で、現在も当時の面影
を残す美しい場所です。
無料公開されている建物に入ると、
当番をされていたご自身も藩士の直系子孫でいらっしゃる方が、
建物の歴史や背景についてとても丁寧に説明してくださいました。
その方からすれば、私はその日22番目の訪問者。
きっとこれまでに何度も、何千回と繰り返されてきたお話なのだと思います。
ですが、その方が丁寧に一つずつ語ってくださった言葉に、引き込まれてしまいました。
◆「私たちの後には、やる人がいないからね」
お話を伺うと、その長屋に住まわれていた直系子孫の方々の中でも他の地域に移ってしまった方が多いそう。
現在は数少ない人数で会社を運営し、
建物の維持管理や訪問者への解説を続けていらっしゃるのだそうです。
8月には、なんと「第201期」の
株主総会を控えているとのこと。
その当番の方のお子さんは直接
管理等に関わることは難しいのだそうで、
「私たちの後には、やる人がいないからね。
でも、できる限りは続けないと、こういう歴史を話せる人もいなくなってしまうから。」
とお話をされていました。
ニュースなどで「伝統を守り継ぐ人々」の姿を見ることはあっても、
こうして直接その方の生の声や情熱に触れたのは、私にとって初めてのことだったように思います。
◆ 言葉以上に伝わる「大人の背中」
三重からの帰り道、私は当番の方との
お話を反芻しながら余韻に浸りまくりでした。
私自身が直接的にその地方の力に
なれるかというと、少し難しいかもしれません。
けれど、何かを大切に守ろうとし、
次の世代へと「繋いでいこう」と
奮闘する大人の姿に直接触れたことで、
私自身が大きなエネルギーと学びをいただきました。
これは、私たちが日常の中で関わる
子どもたちや、身近な人々に対しても
全く同じことが言えるのではないでしょうか。
教育というと、つい「何を教えるか」
「どんなノウハウを伝えるか」とか
「これによって何が得られるのか」
という効果に目が向きがちです。
でも、大きなことではなくても
身近な大人が自分の大切にしたい
想いや文化をコツコツと繋ごうとする
姿勢を見せていくことで自然と
学べるものがあるのではないかと思いました。
そのエネルギーこそが、
言葉以上に子どもたちの心に染み込み、
未来を開く力になっていくのではないかと思ったのです。
◆ あなたに聴きたいこと
あなたがこれまでの人生で、
誰かが「大切に守り、繋いでくれたもの」を受け取って、胸が熱くなった瞬間はありますか?
あるいは、次の世代へそっと
手渡していきたい、あなたが自分の大切にしている想いはありますか?
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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