理想を手放すとみえるもの

こんにちは!
日本アート教育振興会の塚越です。

9月より、横浜の某小学校にて
全5回のプログラムを開催しておりました。

小学校の先生よりご相談いただいて始まったこのプログラム。

先日最終回が終了しました。

5回を通して子供たちの変化はもちろん、
私自身にも変化がありました。

実は私、子供と接することに苦手意識があります。

これまで子供と接する機会もほぼ無く
過ごしてきた28年間。

苦手、というよりは、
経験が無く未知の領域!という感じでしょうか。

そして、小学校でのプログラム開催が決まった時、
もう一つ自分の苦手意識が頭に浮かんできていました。

それは大勢の中で会話すること。

・・・いやいや、普段講座を開催したりして、
大勢の前で話すことには慣れているのでは?!

と思われそうですが、
それとこれとは私の中では違うのです、、、(笑)

小学生の子供たちの授業の中で、
その場に適した言葉でサポートすることが必要。

無理やり何かに例えるならば、
大勢での忘年会、同窓会などは
誰と何を喋ったら良いのか分からず、ちょっと苦手。

そんなイメージと近い苦手意識です。

なので実は第1回からすごーく緊張していて・・・

(緊張を表に出さず、笑顔で乗り切るのは得意です(笑))

私の中ではそんな複雑な感情が渦巻く中で
始まったプログラムですが、

子供たちはもちろんそんなこと露知らず。

私が緊張しながらもかけた少しの言葉に対して、

とても嬉しそうに話してくれる子もいれば、
ちょっと恥ずかしそうにもじもじする子もいたり、
はたまた頷くだけの子もいたり。

そんなやり取りを重ねる中で
全5回を終えた今、私の中でも変化を感じます。

10人の子がいれば、10通りの反応があって、
それは一人ひとりの個性であって、
どれが正解、間違い、ということは無い。

そのことは頭では分かっていたはずで、
実際に目の前の子供に接する中でも実感していました。

でも、その事を本当の意味では
自分の中で落とし込めていなかったことに気が付きました。

■あのスタッフみたいに、沢山子供に声をかけないと!
■子供がやる気をだすような言葉をかけないといけない!
■いい反応が返ってこなかったら怖い・・・
■開催側として間違いのないようにしないと!
■依頼してくれた先生の期待に沿えるのはどんな言葉・・・?

そんな考えがグルグル頭の中を駆け巡っていました。

今まさに目の前にいる子供たちとのコミュニケーションが
自分の中の理想に当てはまるかどうか?

と無意識に考えてしまっていたんですね。

そんな事に気が付いた時、
ただ目の前で、

楽しんでいる!葛藤している!集中している!

あなたにもこんな経験がありませんか?

こうするべき、こう在るべき、結果を出さないと!
自分の中の理想像に縛られてしまうこと。

もしくは、自分の理想像に相手が近づくように、
コントロールするような言葉を探してしまっている
こと。

子育て、子供教育には色んな情報があふれています。

弊会でお伝えしているダイナミックマインド教育も、
子供教育の一つの選択肢。

沢山の情報を手にして、
様々な手法を試すことはもちろん重要かもしれませんが、

その前に!
目の前の子供を大人の理想に当てはめず、レンズ無しに”観る”ことが
全ての土台かもしれない、と感じます。

そしてその土台を育む1つの方法として、
対話型アート鑑賞も有効な方法なのだと実感しています。

JEARAでは
・アートマインドコーチング(対話型鑑賞)
・ダイナミックマインド教育
2つの講座をお伝えしていますが、

今回の私の学びは、この両方の考え方が、
自分の中にあったからこそだなあ・・・と思います。

最近、この2つの講座をダブルでご受講いただく方が
有難いことに多くいらっしゃいます。

根底の部分で共鳴するところのある2つのスキルですが、
その相乗効果を身をもって実感した5日間でした。

貴重な経験をいただいた
小学校の先生、子供たちに感謝でいっぱいです。
ありがとうございました。

★ダイナミックマインド教育詳細はこちら★

★アートマインドコーチング詳細はこちら★

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