「成績が良い=幸福」ではない?


こんにちは。

一社)日本アート教育振興会の三尾(みお)です。

 

今日はあるデータをシェアしたいと思います。

 

ユニセフが調査した子どもたちの健康度、学習習熟度、精神的幸福度などについてのレポートです。 

38カ国での調査なのですが、順位が出ています。

 

順位を競うものでもないとも思いますが、それによって課題がみえてきて、より良くするために何に取り組むべきなのかがわかるのでそのための指標としてはとても参考になります。

 

まずは、

 

日本の子どもたちが38カ国中、

「1位」のものがあるのですが、

なんだと思いますか?

 

それは、

「身体的健康度」

です。

 

日本は、効率的な医療・保健制度を有していることや、安全な国だということが大きいそうです。

すごいですね。

 

 

では、学習面はどうでしょうか。

 

こちらも日本の子供たちは、数学・読解力で基礎的習熟度に達している子どもの割合では、トップ 5にはいるそうです。

ここもすごいですね。

みんなたくさん勉強しますもんね。

 

「身体的健康度 1位」

「基礎的習熟度 トップ5 入り」

すごい。

 

対して

精神面の幸福度はどうでしょうか、

見てみましょう。

 

「身体的健康度 1位」

「基礎的習熟度 トップ5 入り」

に対して、

 

精神的幸福度、、、

 

38カ国中 37位

 

えっ!!

と驚きませんか?

  

「身体的健康度 1位」

「基礎的習熟度 トップ5 入り 

という豊かな国で、

教育水準もすごい国にみえますが、精神的な幸福度は、

38カ国中、37位です。

 

身体的には健康で、

勉強もよくできるなら、

 

希望と自信に満ち溢れ、

満面の笑顔で、

 

意気揚々と肩で風きって歩いててもおかしくない。

 

でも、 

多くの子供たちが、

ぜんぜんハッピーではない。 

 

ということは、

何かがおかしい・・・

 ということですよね。

  

果たして、なにがおかしなことになっているのでしょうか? 

まずは自分たちの頭でその辺りを考えてみることはとても大切なことだと思います。 

 

子供たちは、なんのために勉強をたくさんしている(させられてる?)のでしょうか?

 

子供たちは、なんのためにいくつもの塾に通ってる(通わされてる?)のでしょうか?

 

子供たちは、大人たちに何を守ってもらっているのでしょうか?

 

子供たちは、未来に希望を持って今を生きられているのでしょうか?

 

子供たちの今の瞬間は、未来のための準備期間でしかないのでしょうか?

 

大人は未来のことを「子供よりもはっきりと見えている」と断言できるのでしょうか?

 

子供の中の好奇心は必要ないのでしょうか?

 

「やるように言われたことができる人」になればそれでいいのでしょうか?

 

子供たちは、失敗や寄り道は許されないのでしょうか?

 

学びとは、そんなにも直線的なものなのでしょうか?

 

私たち大人は、子供たちが本当の意味で、心の底からハッピーを感じられる環境、教育を再構築しなければならない時がきています。

 

私たち大人は、なんのための教育なのか、誰のための教育なのか、ということを今一度考え直す必要があるのではないでしょうか。

 

多くの子供たちの内側から、自信と希望がフツフツと湧き上がり、「よっしゃ〜!」と前に歩き出す。。。

 

そんなやる気に満ちた笑顔の子供達を一人でも多くみたいですよね。

 

僕も色々と反省を含めて考えてみたいと思います。

またあなたも何か気づいたことがあれば教えてください。

 

それでは今日はこの辺で。

 

今日もお読みいただきありがとうございました。

 

 

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