iphoneや高機能のミラーレスなどがでてきて、自動で撮影のテクニカルな部分を調整してくれるようになり、今はカメラスキルが無くても、とても綺麗に写真が撮れる時代になりました。
一眼レフで撮影した写真よりも、iphoneの自動ポートレート機能をつかった写真のほうが、見る人を魅了する写真になっていたりすることがしばしば起こります。
あなたもそんな状況を見た事があるかもしれませんね。
つまり、今の時代、「上手な写真」というのは、だいたいみんな撮れるようになっている、、、ということなんです。
これはどういうことかというと、スキル面でいえば、みんなが「似たり寄ったりの作品」になる、、、ということです。
もっとわかりやすくいうと、あなただけの表現を持たなければ、あなたの写真は、他の写真家やカメラマンの写真と変わらなく見える、ということです。
今のAIやネットの時代、当然といえば当然かもしれません。
では、どうやって、” 他の人とは違う自分の表現 ” を見つけられるのでしょうか。
作品には、あなたの世界を見る視点や作品への向き合い方が現れます。
見る人の心を揺さぶるような表現力を身につけ、作品に独自性をだしていくには、撮影のテクニックだけでなく、感性や芸術性の部分を磨いていくことが必要になります。
心を揺さぶる作品を生み出す写真家やカメラマン達は、どのように感性を育て、作品を生み出しているのでしょうか。
そう、まずはその疑問からはじめて欲しいのです。
豊かな感性やセンス、芸術性をもつ人たちの作品を知り、作者の制作の背景を知り、思いを馳せる事、それがあなたの大きな力になります。
素晴らしい芸術家達の作品や精神にたくさん触れ、知る事で、自分自身の作品づくりの精神や思考が作られていきます。
多くの偉大な写真作品から学ぶことはもちろん、写真に限らず、芸術性の高い一流の作品に触れ、芸術作品が生まれる背景を学び、アーティストの生き様、意識、姿勢、考え方といったマインドを学ぶことが重要になってきます。