人生という作品

 

ぼくは芸術(アート)を商売にする人(ビジネスマン)か 商売の達人(ビジネス・アーティスト)というやつになりたかった。

 

一番魅惑的なアートは、商売に長けていることだと思う。

 

ヒッピーの時代には商売という考えを軽蔑した。

 

“金は悪だ”とか“働くのは悪だ”とか言っていたけど、金をつくるのは技術だし、働くのも技術だし、うまくいっている商売は一番最高のアートだと思う。

 

〜アンディ ウォーホル「ぼくの哲学(落石八月月訳、新潮社)」〜

GOETHE webページ 2024.05.17の記事より参照・引用

 

こんにちは。

一社)日本アート教育振興会の三尾(みお)です。

冒頭でご紹介しました、アンディ・ウォーホルさんの名言、なんか嬉しくなりませんか?

 

絵が描けるとアーティスト、ということではなく、社会の中で活動しているみんながアーティスト、、、と語っている、と捉えても過言ではないと思います。

 

 

なぜなら、世の中の多くの企業、仕事はお客様に商品やサービスといった何かしらの価値を提供する商売が多いわけですから、その中で働く多くの方は、仕事を頑張れば頑張るほど、アーティストになっていくということでもありますよね。

 

 

子育てをしているママさんや学校の先生方も、子どもたちや保護者の方、そして直接的、間接的に社会にたいして何かしらの価値を生み出していますし、

専業主婦の方も社会に貢献する旦那様に尽くしているわけなので、価値を提供していると言え、同じようにアーティストではないかと僕個人的には思います。

 

 

我々はとかく、アーティストとビジネスマンをわけてグループ化して捉えがちですが、同じ人間であり、同じ地球人ですもんね。

 

どなたの中にも、創造的な力は秘めていて、すごい力をもっていると思います。

 

あの人はすごくて、自分はすごくない、とか、

自分はすごくて、あの人はすごくない、とか、

 

その比較にはあまり意味がない気がします。

 

近くの誰かと比較しても、遠くにはレベルが段違いの誰かがいらっしゃるものです。

 

もちろん、上手にできる人を参考にして、自分の成長に活かすことはとても良いことだと思います。

ぜひやった方がいいと思います。

でもやはり、人と比較して、あっちがすごくて、こっちはすごくない、というのはあまりメリットがない気がします。

 

だとすれば、昨日の自分より今日の自分は少しだけ上達した、成長した、と自分の中で比較したほうが、よほど幸せを感じられるし、よほど楽しいのではないでしょうか。

 

子育ても一緒なんでしょうね。

子育てにおいても、大人である自分がそれをされたら嫌、、、と思うものの多くは、子供は嫌じゃないかなと思います。

その中の大きな一つは、人と比較する、人と比較される、ということではないかと思います。

 

 

人生は、「自分という作品」を創り上げていく活動である、、、

という趣旨のことを確か田坂広志さんがおっしゃっておられましたが、まさにそうだと思います。

僕、この言葉大好きなんです。

 

 

さてあなたは、生涯を通じて、「自分」というどんな作品を創り上げますか?

 

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