こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の三尾です。
今回のお話は、
写真家にアートは必要ない?
というお話なのですが、
あなたはどう思います?
写真スキルを学ぼうとされてらっしゃる方の中では、
画家や絵画、アート自体を学ぶことをされない方もわりと多くみうけられます。
さて、どうでしょうか。
写真家を目指す方は、アートを学ぶ必要はないのでしょうか?
写真の撮影スキルや、写真構図などのセオリーを学べばそれでokなのでしょうか?
もちろん、それも良いと思います。
とても大切なことですし、それなしには写真を語ることはなかなか難しいでしょう。
ですが、もしも、
「人を感動させるような写真を撮りたい!」
そう思うならどうでしょうか?
僕自身もそう疑問に思ってちょこっと調べてみました。
一流と呼ばれる写真家の方々はどうなんだろう、、、と。
結論から言います。
僕が調べた感じでは、一流と呼ばれる方々は、
やはりアートを学んでる方が多かったです。
というか、アートにどっぷりと浸かっていた方が多い。
これは僕も驚きました。
例えば、こんな具合です。
(お名前は敬称略です)
杉本博司
写真家の杉本博司さんは、草間彌生さんや村上隆さんと並ぶ世界的な作家のお一人ですが、
古美術商を営んでいたことがあります。
学んだどころか、仕事にしていたのですから、完全に美術のプロです。
蜷川実花
蜷川実花さんは、“ 写真界の芥川賞 ”と名高い“ 木村伊兵衛写真賞 ”を
受賞したほどの女性写真家ですが、
出身は多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科です。
写真撮影をしながらグラフィックデザインを学んでいました。
アンリ・カルティエ=ブレッソン
アンリ・カルティエ=ブレッソンは、「決定的瞬間」という作品が
有名すぎるほど有名な世界的な写真界の巨匠ですが、
彼もキュビズムの彫刻家に師事し、
画家を目指していた時期があるほどです。
ティム・ウォーカー
ティム・ウォーカーは、マルベリー、エルメス、ヴァレンティノなど
数々のブランド広告や、Vogueでの活躍が有名ですが、
世界中のフォトグラファーの中でも、もっとも影響力のある一人と言われる彼でも、
エクスターアートカレッジでアートとフォトグラフィーを学んでいます。
いかがでしょうか?
上記の4名の一流写真家の皆さんは、アートにどっぷりですよね。
これは、
「一流だからアートを学んでいる、、、」のではなく、
「アートを学んだから一流になった」のではないでしょうか。
もしもそうだとしたら、私たちも
アートを学ばないわけにはいきませんよね。
もしもあなたが、
アートを学んだことがない・・・
そもそもアートって何?
そういった現状でしたら、アートを学ぶだけで、
何かブレイクスルーが起こる可能性は十分にありますよね。
あなたも写真スキルだけでなく、アートにも興味を持ち学んでいったら、
今までよりも撮影の発想や、メッセージ性、モチーフを見る眼差しなど明かに変わっていくことでしょう。
撮影された後のあなたの写真は、明かにオリジナルのものへと進化していき、
周りからの注目度合いも徐々に変わっていくのではないでしょうか。
何を選び、何を学び、何を実行するのか、、、
さて、、、
あなたは、どの方向を目指しますか?
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