こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の浅野です。
アートが好きなあなたへ、
今日は“わからなさ”についてのお話をしたいと思います。
美術館で作品を眺めていて、
「どう見たらいいんだろう?」
「これ、何を表してるの?」
と感じたこと、ありませんか?
アートは、必ずしも“わかりやすく”はありません。
むしろその正体は、はっきりとはつかめない、曖昧で余白のある存在です。
だからこそ、私たちは
「正解が知りたい」と思って戸惑ったり、
“わからない”まま立ち尽くしてしまうこともあります。
でも実は、その「わからなさ」こそが、アートの大きな魅力なのです。
作品を前にして感じる、言葉にならない違和感。
「なんとなく惹かれる」
「少し不安になる」
「よくわからないけど、目が離せない」
そういった感覚に、じっと耳を澄ませてみる。
そして、誰かとその感覚を分かち合ってみる・・・。
・・・これが、対話型鑑賞の入り口です。
対話型鑑賞では、作品に“解説”を与えるのではなく、
見て感じたことを自由に言葉にし、それを聞き合いながら鑑賞を深めていきます。
「私はこの絵、ちょっとさびしい感じがしました」
「へえ、私は逆にあたたかさを感じたよ」
「なんでそう感じたんだろう?」
そんなやりとりの中で、自分では気づかなかった視点に出会ったり、
「わからなさ」が少しずつ、自分の言葉として浮かび上がってきたりします。
一人でじっと見ている時には見えなかったものが、
誰かの言葉を通して、ふっと浮かび上がってくる。
その瞬間に、感性は確かに動き、広がっていきます!
“わからない”ままでいい。
むしろその「わからなさ」にとどまり、感じ続け、分かち合うことで、
アートはただの絵や物体ではなく、
“今の自分と向き合う鏡”になっていくのです!
今度美術館に行くときは、
わからない作品の前で、ぜひ誰かと感想を語ってみてください。
そこから生まれる“対話”が、
あなたの感性をもう一歩深い場所へと連れて行ってくれるかもしれません。
それでは、今回のお話はここまで!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪