作品鑑賞で変わる、あなたの思考力

こんにちは!
日本アート教育振興会の石川です。

5月も後半に入り、徐々に梅雨の足音が聞こえてきましたね。
雨の日、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

私は小学生頃まで、わざと水たまりにジャンプしたり
傘をささずに走り回って、全身びしょびしょにすることが大好きな
お転婆だったので、雨の音を聞くとその時のワクワクした気持ちを思い出します。

本日は2024年におさえたいアーティストを紹介しながら、
作品鑑賞と思考力についてお話ししたいと思います!

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今日ご紹介するアーティストはエドヴァルド・ムンク。
2024年は、彼の没後80年(1944年1月23日)という節目の都市となっています。

そして彼の代表作の一つといえば、この作品を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

作品の前景には顔に手を当てた人物がおり、背景にはおどろおどろしい空模様が広がっています。
この人物は橋の上にいるのでしょうか?

画面向かって右から対角線上に伸びる手すりの先にはモヤモヤと描かれた人物が二人立っています。
背景が透けており、実体を感じることができません。
なんだか幽霊のようで、不気味ですね。

橋の下にはフィヨルドが広がっており、空も不安定な曲線を描いています。
全てが呼応するようにうねる風景。
それに共鳴するように顔に手を当てた人物もまた、歪んでしまっています

この人物は何をしているのでしょうか?
あなたはこの絵の中で、何を見出すでしょう?

この人物が手に当てているのは頬?それとも耳?もしくは後頭部?
体が捻れているのは、この人の意図?
それとも周りの影響でしょうか?

あなたがこの絵の中の人物であったら、
どのような情景が、見えているのでしょうか?

その情景は愉快ですか?それとも不愉快ですか?
この人物はその両手で、何を塞いでいるのですか?
両手で塞ぐことで、何から遮断しているのでしょう?


・・・・・・・さあ、いかがでしょう?

ここで彼の老い立ちをみていきたいと思います。

ムンクは5歳の時に母親を、14歳の時に姉を結核で亡くします。
またムンク自身も病弱でした。

母と姉の早すぎる死は、ムンクに大きなショックを与え、
彼に、死に対する恐怖と 生への渇望を植え付けることとなりました。
そして彼の生死感は作品の根幹となりました。

彼の代表作である《叫び》は現代社会の不安や孤独を表現したものと言われることも多いです。

この風景の温度感や湿度、フィヨルドの香り、質感 など、
様々な情報から感性が刺激されてきませんか?

冷え冷えとする夜と太陽の暖かさが混在する「日没後」。
フィヨルドに生息する生物の匂いや、波の音。
遠くには二隻の船が見え、人々の営みが垣間見えます。

これらが入り混じる《叫び》から、私は
生に渇望するからこその孤独感が見えてくる気がします。

いかがでしょうか・・・?
あなたは今、この作品からどんな思考に浸ることができたでしょうか?

自己の内面から「絵を見る」ことは、「ただ知識を得る」ことを超え、
自己の思考を深めることにつながります。

そして思考を深めることで、あなたの中に揺蕩っていた「何か」が
言語化されていきます。

作品を積極的に見ることで、作品はあなたの鏡となります。

そして、その「何か」を他の人と共有することで、
さらなる「発見」を促すことでできるようになります。

加え、他者から「発見」を引き出せるあなたは、
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今回も最後まで読んでくださり
ありがとうございました。

それでは、また!

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