「デザイン思考」と「アート思考」の違い

こんにちは。

一社)日本アート教育振興会の三尾(みお)です。

今日は

「デザイン思考」と「アート思考」の違い

についてあなたと少し考えてみたいと思います。

「デザイン思考」

「アート思考」

この2つ、、、

最近よく耳にしますよね。

では、この違いってなんでしょう。

なんとなくわかるような、わからないような、、、そんな感じですよね。

「なんとか思考、、、」ってつくとなんか小難しいですよね。

というわけで、もっとわかりやすく理解するために、職業で置き換えて考えてみました。

「デザイン思考」を「デザイナー」

「アート思考」を「アーティスト」

に置き換えて考えてみると、どうでしょうか。

みていきましょう。

デザイナーという職業、

そしてアーティストという職業、

違いはなんでしょうか。

デザイナーは、デザインをします。

デザインも創作ですねー。

絵も描くでしょう。

ん??

それってアーティストと何が違うのでしょう。

デザイナーは、イラストっぽい絵を描く?

アーティストは絵画っぽい絵を描く?

その違い?

たしかに、それもあるかもしれません。

ですが、実は、

その本質は、こちら・・・

問題解決(課題解決)

問題発見(課題発見)

の違い・・・

ということが最近よく言われます。

デザイナーは、主に問題解決(課題解決)、、、

つまり「顧客の問題をデザインで解決」する、、、

共感といってもいいかもしれません。

アーティストは、

主に、問題発見(課題発見)、、、

つまり、世の中の「問題や課題を自分独自の視点で発見」し、世の中に問いかける、、、

そして人々の「価値観や発想を揺さぶる、拡張する

といった感じかと思います。

わかりやすく整理してみましたが、これはもちろんパキッと別れるわけではないかと思います。

でも、敢えて極端にわかりやすく整理しますと、そういうことかなと思います。

そして、お話を戻しまして、、、

最近よく耳にする、

デザイン思考

アート思考

この違いも、ここから考えるとわかりやすいかと思います。

デザイン思考は、

問題解決(課題解決)のための思考法

アート思考は、

問題発見(課題発見)のための思考法

と整理できるかなと思います。

とすると、

なぜ今、ロジカル思考やデザイン思考だけでなく、

アート思考が注目されているのか、、、

それが見えてきます。

現代のAIが台頭してくる時代において、問題解決(課題解決)は、AIが大の得意なところ。

AIは、ご存知の通り、

いままで我々人間が何時間も何日もかけてやっていた分析、整理、解決策の提案といった論理的なアプローチを、ものの数秒、数分、数十分でいくつも導き出してくれます。

これからそういったことが加速する時代にはいっていきます。

ChatGPTは、まだそのほんの入り口なのだそうです。

とすれば、

我々人間は、
創造力を働かせ、問題発見(課題発見)や、問いを立てること」が大きな仕事になってくる・・・

そして、その問いや問題に対して、AIと協力して解決していく、、、

そんなスキルが必要になってくることが想像できます。

アート思考は、そのためのスキル、概念と言ってもいいと思います。

アート思考は、アーティストの

「問う力」
「観察力」
「発想力」
「感性」

といったものを、

アーティストではない我々が、ビジネスや生活などに活かすためにあります。

もちろん、ロジカル思考、デザイン思考は、これからもとても有効的な思考法ですが、

それに加え、

これからの時代は
アート思考が有効的な思考法になってくる
、、、

そんなことから注目が集まっています。

いかがでしょうか。

デザイン思考、アート思考の整理に少しはお役立ていただけましたでしょうか。

ちょっと長くなってしまいました。

すみません。。。

もしも、あなたが、アート思考にご興味をお持ちいただけるようでしたら、ぜひ、僕たちの「五感アート思考」講座ものぞいてみてください。

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