「観察力」のすごさ

こんにちは。

一社)日本アート教育振興会の三尾です。

今日は、

観察力のスゴさ

について少し書いてみたいと思います。

観察というと、
子供の時、、、

朝顔の観察、
昆虫の観察、
動物の観察など、

しましたよね。

観察日記をつけたりした、、、あれです。

あの観察ということ、、、

なんであんなに子供の時にやらせるかというと、きっと、

生涯使える、強力な基礎能力

だからじゃないかと思うんですね。

「何事もすみずみまでよく見て、考えをめぐらそう。

すると、いろんな発見があって面白いよ」

さらに、、、

「それって実は、これから生きていく上で大切だよ」


というような、感性が高まるような学びです。

今になって思い返せば、その教育って、
とても価値あることだなと思ったりします。

じゃ、この観察するトレーニング、、、

子供の時にやったから、
それ以降はやる必要がないのでしょうか?

いえ、むしろ
大人こそやったほうがいいのではないかと僕は思っています。

自分のこともみてみても。

なぜなら、

大人になればなるほど、

「思い込み」で決めつけてしまうことが多いから。

子供とくらべ、大人の方が、物事をみても気づくことが少ない気がしません?

朝顔をみても、昆虫をみても、、、動物園にいっても、子供の方がいろんなことに気づきますよね。

そんなとこみてたの?
みたいな。

きっと、子供は「偏見がない」から隅々まで見てるのかなと思います。

無邪気といいますか。。。

大人になるとある程度の経験や知識があるせいか、
「思い込み」がうまれ、

「あー、これはこういうものだ」
という概念化をし、

目の前の事物を隅々までみるまえに、
次の別の思考に移りがち
ですよね。

なぜなら、そのほうが生きていく上で、合理的だし、楽ですもんね。

心当たりありません?

僕は、しょっちゅうあるんですね。

だから、、、、

大人こそトレーニングしたほうがいい。

そう思うんです。

思い返してみれば、あの子供の時に「無邪気に」何かを発見したり、それに驚いたり、そこから考えを巡らしたり、、、

そんな瞬間って無条件に楽しかったし、
ワクワクしてましたよね。

それを大人の我々も心持ち次第でモテるんじゃないかと思うんです。

でも考えてみたら、

ビジネスの世界でも、世の中で起こっていることは、今までの事例と全く同じということは、あまりないのではないでしょうか。

不確実性が高く、複雑なVUCAの時代ならなおさらではないでしょうか?

そんな時代には、やはりしっかりと、「目の前で何が起きているのか」ということを観察する必要があるのではないかと思うんですね。

概念化し、「あ、これは前のアレと同じだ」とくくってしまえば、目の前で起こっていることを隅々まで見ようという気にならなくなってしまい、

せっかく目の前にチャンスがあるかもしれないのに、チャンスを逃すことにもなってしまいますよね。

逆に、大人でも、しっかりと子供のように隅々まで観察する方は、何かに気付いたり、発見したりして、そこから突破口をみつける。

実はアーティストや絵が上手な方は、模写を描く時に、モチーフを驚くほどなんどもみなおし描き上げていきます。

何百回ってみてると思います。

描く時間より、モチーフを観察してる時間のほうが長い気がします。

偏見がなるべく入らないようにし、事実だけを捉えようとしている感じがします。

僕も含めた絵をあまり描いたことがない方の多くは、きっとモチーフをほとんど見ていない、、、という方が多いのではないかと思います。

モチーフを数回みたら、あとは自分の過去の経験や知識からイメージして目の前のモチーフっぽいものを描いてしまいます。

そうすると、見事にモチーフとはかなりかけ離れた絵ができあがります。

まさに僕の絵がそうです。。。


僕のデッサンを見たアーティストの方が、まさに僕の絵をみてそうご指摘してくださいました。
優しく^^

そうです、「思い込み」で描いているわけです。

モチーフをよく見ていない。
めのまえの事物をよく見ていないわけです。

ビジネスシーンでも同じようなことが起こっているのではないかと想像しています。

目の前で起こっていることをよく見ていない・・・という。

つまり、観察力が衰えている、、、ということかと思うんですね。

だから、僕も含めた大人こそ、「意識的に観察力を磨く」

それがとても大切なことではないかと思うんです。

では、どうやったら観察力を磨けるのか?


いろいろな方法があるとは思いますが、一つの方法としては、

ご自身の「お仕事のこととは一旦離れたもの」で、まずは、「自分の観察力を客観的にみてみる」ことがオススメです。

自分は「いま、ちゃんと観察しているのか」と「自分を観察する」ことから入るといいのではないかと思います。

そうすると、自ずと観察しようという意識が働くので、徐々に「今まで見えていなかったものに気づくようになってくる」のではないかと思います。

じゃ、、、「お仕事のことと離れたもの、、、」といっても何でやればいいのか、、、と思われると思うのですが、

とても有効的なものの一つは、「絵画」をつかうことです。

絵画は、現実世界のように無限に広がっているものではなく、フレームで区切られた世界ですので、

観察がとてもしやすいんですね。

そういう意味では、写真でもいいかもしれません。

その絵画をつかって他の方と対話をすることで、相対的に自分の観察力が見えていきます。

そして、そうしているうちに他の方の観察の方法、視点の移動の仕方などもパターンとして掴めるようになってきて、それを学びとして自分の中にインストールできるようになっていきます。

つまり、観察の方法を他者から学ぶことができ、観察力が今までの固定化された方法から拡張していくことを体感できるかと思います。

実はこれは、対話型鑑賞法とよばれるものなのですが、教養もふえるし、思考力も鍛えられる、、、そして、なにより楽しい、、、というプログラムなんですね。

もしもご体験されたことがないようでしたら、いま、無料体験クラスをやっていますので、ぜひお気軽に参加してみてください。

きっと、気づいていなかった面白い自分にも気づくことができると思います。

もちろん、観察力に対する感覚も今までと違った心境として得られることとおもいます。

ぜひお気軽にどうぞ。


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