こんにちは。
一社)日本アート教育振興会の三尾です。
今日は、
「あらゆるジャンルで、芸術は成り立つ?」
というお話です。
私たちは「普段の生活」には「芸術」はなく、
芸術とは「普段の生活とは全く別世界」のもの
、、、と捉えがちではないかと思います。
たとえば、自分がやっているお仕事について考えてみると、わかりやすいのではないでしょうか。
あなたのやってらっしゃるお仕事は芸術でしょうか?
それとも芸術ではないと思っていらっしゃるでしょうか?
芸術とは、絵画や彫刻、音楽、建築物などのことである、、、
そうおもってらっしゃるとしたらそれは、とてももったいないです。
この下記の一節を是非読んでみてください。
サッカーでもコンサートでも、これは本当に天才的なトリックプレイだと、今日は本当にすごかったという時、人間があるフォーマットの中でプレイする時にでてくる表現域が期待値を超えた時、それは芸術的な表現であると、言うことができると思います。
しかし、そうした瞬間をもつものである以上、あらゆるゲームは、芸術として成り立つのかどうかという設問にはYESというしかないのではないか。
つまり、あらゆるジャンルにおいて芸術というのは成り立つと僕は思っています。
〜芸術闘争論 村上隆著 p77より引用〜
日本を代表する現代美術作家の村上隆さんは、上記のようにおっしゃっています。
「つまり、あらゆるジャンルにおいて芸術というのは成り立つと僕は思っています。」
いかがでしょうか?
あなたのお仕事が一見、芸術ではない、、、そう思えてしまうことであったとしても、
「表現域が期待値を超えた時」、あなたのお仕事も芸術的な表現である、、、といえるのではないでしょうか?
むしろ、そういったところから新たな芸術というものが出てくる可能性は大いにあるのではないかと思ったりします。
もしもあなたが、まだ「表現域が期待値を超えていない」とお思いでしたら、それを超えるために探求、追求をしてみるのも面白いかもしれませんね。
よかったら意識してみてください。
ちなみに、「表現域が期待値を超えた」絵画作品をみることは、あなたの心の中に感動を生み、あなたが同じような感動を自ら生み出したいと思う動機につながり、その先に「期待値を超える」ようなあなたの表現へとつながっていく可能性は高いと思います。
よかったらそういった一流の作品にふれることも敢えてしてみてください。
なにかあなたの心境がいままでとは少し違った心境を感じられることと思います。
あなたのライフスタイルが彩り豊かになることを祈っています。